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主な活動

第6回 ラブ・ジ・アース ミーティング

ラブ・ジ・アース ミーティング6th

4月9日、通算6回目を数える海岸清掃イベント、
ラブ・ジ・アース ミーティング6thが開催された。

今回は初の日本海側での開催。
会場となる新潟県柏崎市のみなとまち海浜公園は、
マリンスポーツや花火大会等のイベントでにぎわう場所だ。
そんな多くの人が集まるレジャースポットであるにもかかわらず、
水害や、中国や韓国など外国からの漂着ゴミで
海岸が汚れてしまっている現状を、
ニュースでたびたび報じられているのを目にしていた。
そこで、我々バイク乗りが少しでもお手伝いできないかと思い、
自治体にラブ・ジ・アースミーティングの話を持ちかけたところ、
こころよく受けてくれたのだ。
自治体が非常に積極的で、いろいろと
便宜をはかってくれたおかげで、
毎年海岸清掃を行なっている地元のボランティアと
協同で清掃を行なうことに。
さらに周辺地域の施設やコンビニに
ラブ・ジ・アースの告知ポスターを貼ってもらい、
地元の新聞社やラジオ局からも取材を受け、
多くの地域住民の方々に参加を呼びかけることができた。
もちろん、ラブ・ジ・アース実行委員会も
東京・大阪の各モーターサイクルショーでのPRや、
協力2輪誌による広告、
バイクショップ数百店舗におけるポスター掲示、
ラブ・ジ・アース ブログ等でのリリースなど、
十分な告知をすることができた。

問題は、天気である。
毎度お馴染みになった感があるが、
開催数日前の天気予報は雨。
全国的には気温も上がり、
桜の開花に春の到来を実感していていたのだが、
新潟県は昨年の大寒波を引きずってか、
まだまだ寒さが残っているようす。
天気図を見ると低気圧が日本海にどっかりと居座っている。
とにかく天気に恵まれないイベントである。
「最低気温2度」の予報に、
あわててタンスにしまってあった
冬物の上着をひっぱり出したのだった。

イベント前日、早朝に東京を出発。
関越トンネルを抜けるとみぞれが降り出していた。
会場に近づくにつれ風が強まり、いざ会場入りしたときには
傘を開けば一瞬で破壊され、鳥が前に飛べないほどの暴風雨。
あげくの果てに雹(ひょう)まで降り出す始末。
まさしく春の嵐である。
あまりの悪条件に、準備作業を続けるのは危険と判断。
早々の引き上げを余儀なくされた。
台風クラスの暴風雨で、明日も続けば中止もありえるが、
予報によれば天気は回復傾向にあるようなので、
とにかく明日へ備えることに。

イベント当日。
予定を早め、早朝5時から曇天の下、準備を開始した。
イベントも6回を数え、スタッフの作業も手慣れたもので、
なんとか開場時間に間に合った。
時間が経つにつれて天気も良くなり、
開場時間の9時30分には晴れ間も差し込んだ。

しかし、関越道ではいまだチェーン規制が入るほどの雪で、
首都圏からの来場が極めて困難な状況らしく、
ブース出展を予定していた方から、
無念のキャンセルの電話が来た。
さらに冨山方面から会場に向かっている参加者から、
「大雨ですが、本当にやるんですか?」という電話が。
どうやら柏崎市を通過した低気圧が、
今朝この会場に向かっているライダーを襲っているようなのだ。
地元の方の話では、この時期に関越に
チェーン規制が入るのはここ近年なかったことで、
昨年のこの時期は汗ばむほどの天気だったらしい。
それでも、地元ライダーや、
前日から新潟入りをしていた遠方からのライダー、
そして地元ボランティアの4輪車が続々と来場し、
会場はにぎやかになっていった。

受付を済ませ、ゴミ袋を手に清掃エリアに向かった参加者を
待ち受けていたのは、大量のゴミ。
流木、葦、魚網、ポリタンクやタイヤ、
バッテリーにキャタピラまで、
浜からあふれたゴミが海面を漂うほどである。
なかにはハングル文字で書かれた舶来品も漂着していた。
手のほどこしようがないかのように思える光景を前に
「こんなの人力じゃ手に負えないよ…」
とつぶやく人も。
しかし
「まぁできるとこまでやってみようよ!」
と一念発起。全員で力をあわせた懸命な清掃で、
海岸はみるみるうちにキレイに。
2時間で集まったゴミは、なんと18トンにものぼった。

午前中の海岸清掃を終え、
午後からは恒例のステージイベントがはじまった。
実行委員会会長の北村、
2輪ジャーナリストの佐藤信哉氏、
そしてプロライダーの鶴田竜二氏の3人で
トークショーの司会を進行。
弱冠16歳のプロライダー、高橋巧選手のインタビューや、
ホンダとヤマハの広報担当によるHY戦争再燃?の
爆笑トークで大いに盛り上がった。
また自治体からジャンケン大会の景品に
コシヒカリが用意されるなど、
粋な振る舞いがさらに会場のボルテージを上げた。
そしてステージを囲むようにして並んだイベントブースでは、
電動バイクやキッズバイクの試乗会、
地元物産品コーナーなど充実した内容で参加者は
最後まで楽しんでいたようだ。

厳しい気象条件にもかかわらず、
ライダーと地元ボランティアを合わせて
約550名の人たちが参加してくれた。
途中で参加を断念した人たちも多かったであろうことを思うと
残念でならないが、
バイク乗りからはじまったこの活動が、
地域の人たちとこのように交わることができた意義は非常に大きい。
ライダーが旅先で出会った土地を愛し、
地域の方がライダーを暖かく迎えてくれる。
このイベントが、そのような相互理解を深める
きっかけになれたら素晴らしいことだと思う。
小さな活動だけど、続けることでひとつひとつが結びつき、
少しずつ新しい動きにつながっていることを実感している。

さて、今年はあと1回、秋にも
ラブ・ジ・アース ミーティングを行ないます。
また昨年同様、各バイクイベントでも
PRブースを出展する予定です。
くわしくはブログをチェックしてみてください。
またみなさんと会える機会を楽しみにしています。(K)

第6回 ラブ・ジ・アース ミーティング開催時に寄せられたメッセージです

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